口腔外科治療とは・・・?
「歯が折れた」「口内炎がひどい」「あごが痛い」「親知らずがうずく」など、 口腔(口の中)だけの外科にとどまらず、顎(あご)など口の周囲の組織に現れる疾患を診ます。
親知らず
親知らずは、生えてくる場合と生えてこない場合、また歯が覗いているだけの場合など、人によって様々です。
次のような症状があれば、抜歯をする場合があります
- 親知らずや、その隣の歯が虫歯、しみる、噛むと痛む
- 親知らずの周りの歯肉が腫れている
親知らずを抜くときは
埋伏している親知らずを抜くには、普通の歯とは違い、治療時間もかかり器具の準備も必要です。 また、親知らずのまわりが腫れていたり痛みが強い時には抗生剤等の薬で炎症を抑えてからの 抜歯となります。抜歯後は、消毒と抜糸の為の通院が必要です。
抜いた後は腫れることもありますので、なるべく生活に影響が少ない時期を選び抜くようにしましょう。
顎関節症
あごの関節がカクカク鳴ったり、口の開閉で痛みがある、開きづらいなどといった症状はありませんか。
顎関節痛、顎関節雑音、顎運動障害、この3つの症状を有する物を顎関節症といいます。
ただ単にあごの筋肉痛と言った軽い症状から、あごの関節の骨が 変形すると言う重い症状のものまで、幅広く存在します。
今はあごがカクカク鳴っているだけでも、そのうち進行すると口が 開かなくなったり、あごの関節が変形してくる恐れもあります。
膿胞
歯の炎症が原因で歯根の先にできたのう胞(体の中に病的に作られた袋状のもの)のことをいいます。
虫歯によるもの、根の治療をした歯も細菌に感染し、膿が溜まることがあります。
口内炎
口腔粘膜に発生する炎症のことを口内炎といいます。
大気中の病原微生物が口腔内に侵入し感染症が発生するほかに、 口腔内は既に多くの細菌が常在しておりますので、全身の免疫力の低下などにより、 それが病原菌となり口腔内感染症を起こすことがあります。